オランダでビザ詐欺被害が急増。イギリスのETA導入が引き金に。偽の申請サイトによる被害が増える。

被害総額は3万ユーロ超、昨年の10倍に

オランダで、ビザ申請に関する詐欺被害が急増している。特に2025年4月にイギリスが新たに導入した電子渡航認証(ETA: Electronic Travel Authorisation)制度の影響で、偽のビザ申請サイトや不当に高額な代行サービスが急増しているという。

今年に入ってから既に189件の被害報告があり、被害額は合計で3万2,000ユーロを超えている。これは、前年の被害件数12件、被害額4,000ユーロから見ても、約10倍に膨れ上がった数字となる。

「ビザ取得」のつもりが情報抜き取りや過剰請求も

詐欺の手口は多岐にわたる。なかにはビザの発行サービスを一切提供せず、金銭だけを奪うケースもある。また、正規のETAビザを発行するが、通常価格(16ポンド)を大幅に上回る高額な料金を請求するケースも報告されている。

さらに悪質なのは、クレジットカード情報などを入力させた上で、フィッシングを通じて金銭を複数回引き落とす手口だ。申請者は「正規のビザ申請サイト」だと思い込んで情報を入力してしまい、知らぬ間に不正な支払いが行われることもある。

https://twitter.com/GoToriyama/status/1942916361560207840
「Google検索1位」=「安全」ではない。見た目を似せたサイトなどに要注意

またGoogleなどの検索エンジンで「イギリス ビザ」などと検索し、上位の方に表示されたリンクをそのままクリックしてしまうことの危険性が指摘されている。これらのリンクの中にはスポンサー広告で、偽サイトや高額請求の代行サイトにつながる可能性がある。また見た目が整っているからといって安全とは限らない。見た目を似せたサイトなどにも注意が必要である。

申請の際はURLを確認して、きちんと政府の「.gov」ドメインを含む公式サイトや公式アプリから申請することが重要である。

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