2023年1月31日から、オランダの鉄道会社Nederlandse Spoorwegen(NS)の2等席を正規料金で利用する乗客は専用のカード・OV-chipkaartを持たなくても乗車できるようになる。代わりにスマートフォン、デビットカード、クレジットカードの非接触型決済システムのOVpayを使用してチェックインとチェックアウトができる。
オランダの公共交通機関の新しい非接触型決済システムであるOVpayのコンセプトは、オランダの公共交通カードを持たない人(観光客や来訪者)がオランダを旅行する際、より簡単に利用できるようにすることである。
現在、さまざまな都市や交通手段で徐々に導入が進んでいて、昨年末にはアムステルダムとハーグで導入されトラムや地下鉄、バスの利用の際はOVpayが利用可能となっている。2023年3月末までに全国でこのOVpayが運用される予定。
NSは木曜日の朝、1月31日(火)から旅行者が 「切符を買ったり、(OV-chipkaart)残高を増やしたりするために券売機に行く必要がなくなる」と発表。その代わりに、「2等席で正規料金を利用する人(割引や定期券を持っていない人)」は、スマートフォンや非接触型のデビットカードやクレジットカードを使って、チェックインとチェックアウトができるようになる。
現在、OVpayはオランダの主要銀行の非接触型デビットカードに加え、Mastercard、Visaの非接触型クレジットカード、Maestro、VPAY、Mastercard、Visaの非接触型デビットカードおよびクレジットカードに対応している。