Mastercardは、2023年7月1日から、オランダのすべてのMaestroデビットカードに代わり、Debit Mastercardを導入することを発表。マスターカードは7月からMaestro・デビットカードを廃止する。V PAYも段階的に廃止され、最終的には新しいVisaデビットカードに置き換わる。
現在、オランダに銀行口座を持つ顧客はMaestroブランドのデビットカードを使用しているが、残念なことに様々なオンライン決済システムと互換性がなく、ヨーロッパ以外の国での決済には使用できないなど不便な場合がある。
この夏からMaestroブランドのデビットカードは、「Debit Mastercard」と呼ばれる新しいシステムに切り替わる。新しいカードは、世界8,000万カ所以上の受付拠点で利用でき、iDEALなどのプラットフォームに依存することなくオンライン取引を完了できるなど、ユーザーにとってより多くの選択肢とメリットを提供することになる。同様に、V PAYデビットカードは、近々Visaデビットカードが提供される予定。
では、MastercardとVisaデビットカードへの切り替えは、現在所有のデビットカードの有効期限が切れたり、または何らかの理由でカードの再発行が必要な際、7月1日から銀行から送られてくる再発行カードはMastercardデビットカードに切り替わり、オランダの銀行に口座を所有している場合、特に変更の手続きは必要ない。
銀行にはすでに新しいデビットカードに切り替えるオプションが与えられているが、今のところこれを選択した銀行は少なく、現在MaestroからMastercard Debitに切り替えたのはRabobankのみ。
また新しいカードが発行されるまでは、オランダ国内の端末や現金自動預け払い機でMaestroまたはV PAYカードを使用することは引き続き可能となっている。