ワールドカップ(W杯)ラウンド16のアメリカ戦。に向けた最後の練習を開始した。オランダ時間の午後2時半、カタール大学のフィールド6に選抜選手26人全員が姿を現した。
今週初め、DFのジェレミー・フリンポンとステファン・デ・ブライがアメリカ戦に出場できるかどうか、少々不安視されていた。フリンポンは水曜日に右足首を痛めたが、その翌日には再びグループ練習に参加できるようになった。デ・ブライも同様で、水曜日にサイドのフィールドで単独でランニング練習を行った。
MFマルテン・デ・ルーンや週明けのフレンキー・デ・ヨングなど、オランダの選手の中には風邪で体調を崩した者もいた。ドーハは日中、一貫して30度以上の気温が続いている。スタジアムやホテル、タクシー、バスなどでは空気の状態が悪くなり、多くの人が風邪をひいてしまったとの報道もあった。
他のどの選手が風邪をひいているかは明らかにされていない。全員が最終トレーニングに参加するのに十分な健康状態であった。ファン・ハール監督は土曜日のアメリカ戦では、おそらく26人の選手全員から選択することができるとされている。
また、アメリカチームのトレーナーはオランダチームの何人かの選手が風邪をひいているとの情報を聞いても驚かなかった。「ここでは、みんなそれに悩まされているんだ」と述べ、「私でさえ、数日間はひどい状態だった。本当にあのエアコンのせいなんだ」 と語った。
オランダでは夏場でもエアコンをつけなくても快適に過ごせるので、エアコンをつけて就寝する様な習慣がなく、カタールの気候での生活では体調管理が大変なのだろう。
金曜日のオランダチームのトレーニングは、最初の15分間だけ公開された。その後、非公開での練習が行われた。
この土曜日の勝者は準々決勝に進み、勝利したチームはアルゼンチンかオーストラリアと対戦することになる。