オランダ対セネガルのワールドカップ試合のスタジアムで、OneLoveの腕章とトレードマークの大きな偽物のおっぱいをめぐってカタールの警察とオランダ人サポーターの男性が衝突。警察は彼の腕章を外そうとし、偽物のおっぱいを外すように迫ったという。
オランダ人サポーターの男性は月曜日にカタールのスタジアムで行われたオランダの初戦に、偽物の胸とOneLoveの腕章をつけて参加。
当初、彼は何の問題もなかったという。「警官にも、警備員にも。みんな僕と一緒に自撮り写真を撮りたがっていたよ。みんな楽しんでいた。」とサポーターの男性は語る。
しかし試合中、サポーターの男性は警備員が警官に話しかけ、彼を指差しているのに気づいた。その警官は「放っておけ」というジェスチャーをしたという。しかし試合後に突然、警官がやってきて、OneLoveの腕章と偽物の胸を外すように男性に迫ったという。その後、そのサポーターの男性は約20人の警察に連れられてスタジアムの外に出されたのである。
OneLoveの腕章が問題視されたのか、偽物の胸が問題視されたのか、またはその両方か、それは分からないままである。
今回のワールドカップのカタール開催は、同国の人権侵害に基づく批判が広がっている。ワールドカップのインフラを構築するために使用される何千人もの移民労働者の生活と労働条件は、現代の奴隷制度にほかならないと報道されている。
