移民帰化局(IND)の2021年移民統計によると、昨年は2020年に比べてオランダの居住許可申請数が大幅に増加し、承認された申請の大半はインド、中国、米国、トルコの国民が行ったことが明らかになった。
2020年はコロナウィルスのパンデミックの影響でINDが受理した滞在許可申請の数が減少した後、2021年には様々な渡航制限が終了し数字は再び上昇に転じた。昨年、INDは合計42,690件の家族申請を受け、そのうちの82%が承認された。その内、インド、トルコ、シリアの家族からの申請が大半を占めた。
また大学進学のためにオランダに移住する人の数も昨年は増加し、INDは20.560件の学生許可申請を受理。INDによるとオランダで学ぶ留学生の多くは、中国、インド、米国から来ている。
INDではオランダ国籍取得の申請件数も2020年の43.660件から2021年には59.680件と大幅に急増した。なんとその98%が承認され、帰化申請が多い国籍は、シリア人、エリトリア人、インド人である。