スキポール空港のKLMグランドサービス従業員グループは航空会社が現在の労働協約交渉で提示額を引き上げない場合、再度ストライキを実施すると警告しているという。従業員はKLMに対し7月1日までにより良い提案をするよう求めている。
KLMグランドサービスは手荷物の取り扱いなどを担当する。5月の連休が始まった4月23日、これらの従業員によるストライキはスキポール空港に大混乱をもたらしそれ以来、同空港が直面している問題の始まりとなった。
スキポール空港は5月の連休以来、利用者の長蛇の列に悩まされており、その主な原因は手荷物取り扱いや空港警備のスタッフ不足にある。先週、スキポール空港は7月に予定されている飛行機がすべて満席になった場合、平均13,500人の乗客が処理しきれないと発表した。これは1日平均で予定されている座席数のほぼ17%にあたる。
そのため、航空会社は減便を余儀なくされる。KLMオランダ航空は同空港の最大の航空会社として削減される座席数の約半分を負担することになる。