暖冬と価格高騰でオランダのガス使用量が減少。

今年最初の数ヶ月間、オランダの住民のガス使用量は昨年より約15%少なかったことが分かった。この使用料減少の主な理由は冬の寒さが昨年よりずっと緩やかだったことに加え物価高のために人々がより経済的に節約してガスを使用するようになったためだという。

同じ期間に個人と小企業のガス消費量が16.7%減少したと報道されている。暖冬の影響が大きいと考えられるが、しかし天候の影響を排除しても人々のエネルギーに対する意識が高まり、断熱などの対策を講じるようになったこともある。

エネルギー会社Greenchoiceはガス消費量が予想より15%少なかったと報告。広報担当者はまた、暖かくなったことと、人々がエネルギー使用についてより倹約するようになったことが減少の原因であるとしている。

またロシアのウクライナ侵攻はヨーロッパですでに高騰していたエネルギー価格をさらに悪化させた。オランダ政府は増加するエネルギー代で市民を支援するために複数の施策を発表。1月にエネルギー税が減少し、7月にはエネルギーの付加価値税が21%から9%に下がり低所得世帯には追加補償が行われる予定である。

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