最近のEurobarometer（ユーロバロメーター）の調査によると、オランダ人はオランダの経済について、他のEU諸国の人々がEU全体の経済について感じている以上に楽観的であることが分かっている。20％の人がオランダの経済を「非常に良好」と評価し、63％の人が「良好」と回答している。
一方、ヨーロッパ全体では、平均してわずか10％の人が地域経済を「非常に良い」と考え、53％の人が「良い」と回答。この調査は1月に行われた。
また、オランダ人はオランダの生活の質についてもより肯定的で、37％の人が「非常に良い」と答え、57％の人が「まあまあ良い」と感じている。この数字はEU全体では、これらの数値はそれぞれ20％と62％であった。
オランダでは住宅が圧倒的に最大の課題であると、53％の人が問題であると回答している。これに対し、ヨーロッパ全体ではわずか20％となっている。オランダでは住宅の供給が需要に対して追いついておらず、深刻な問題となっている。さらに物件の価格、家賃も年々、高騰しており、オランダでは住宅問題が圧倒的に最大の課題という共通認識となっている。
またオランダで調査された人々の3分の1が生活費の高さを大きな問題として挙げており、これは一般的なEUのトレンドと一致している。移民問題については、オランダで調査された人々の16％が問題だと感じているが、これはEU全体での13％と比較してわずかに高い数字となっている。
