ヨーロッパの夜を結ぶ新しい列車が開通。ブリュッセルからプラハを結ぶ寝台列車が運行開始。

夜行列車のスタートアップ企業、ヨーロピアン・スリーパーが、ブリュッセル、アムステルダム、ベルリンを結ぶ夜行列車サービスを拡張し、新たにドレスデンとプラハまで乗客を運ぶ列車が運行開始される。この拡張路線の初列車は、ブリュッセルのミディ/ズイド駅を夕方7時22分に出発し、15時間23分後の翌日午前10時55分にプラハに到着する。

ベルギーからの出発は毎週月曜日、水曜日、金曜日に計画されており、プラハからの列車は火曜日、木曜日、日曜日の午後6時04分に出発し、ベルギーの首都に翌朝9時27分に到着する。

ヨーロピアン・スリーパーは2021年に翌年の計画を発表したが、鉄道車両が不足しているため、2023年の春に開始すると発表しした。同社は準備が整うまで、ベルリンを最終目的地とする短縮された旅程に変更していた。

この列車は夜間サービスに重点を置いており、最大4人または6人用の部屋や、3人用ベッドが備わる寝台車両など、様々なオプションが用意されている。寝台車両の客室には、座席エリアと洗面所が設置されている。

6人用の寝台車両の客室全体を予約する場合は、1人あたり99ユーロで、より小さいカウチェットコンパートメントの4席の客室全体を予約する場合は、1人あたり139ユーロからの価格設定となっており、その他、色々なオプションが用意されている。

ブリュッセルを出発すると、列車はアントワープで39分後に接続し、オランダの最初の停車駅、ローゼンダールに夜8時44分に到着。列車はランスタッドを北上し、ロッテルダム中央駅、デン・ハーグHS、スキポール空港、アムステルダム中央駅を経由し、アメルスフォールトとデヴェンターを経て東へと向かう。

乗客はベルリンの最初の駅に翌朝6時18分に到着し、ドレスデンには8時30分前に、そして旅の終わりであるプラハには2時間以上後に到着。旅行者は夜を移動しながら快適に休むことができ、翌日の目的地で新鮮な気持ちで一日をスタートすることができる。

ヨーロピアン・スリーパーによるこの新しいルートの導入は、ヨーロッパ全土で鉄道旅行の再興と、持続可能な旅行方法への関心が高まっていることを示していおり、列車旅行は、都市間を結ぶ効率的かつ快適な手段であり、特に夜間に長距離を移動する際に、時間を有効に使う方法として再評価されている。

ヨーロピアン・スリーパーのホームページ

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2025年にアムステルダムからバルセロナ行き夜行列車が運行開始、2023年5月にベルリン行きが運行開始。
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