オランダ統計局(CBS)が発表した最新の数字によると、2023年第1四半期にオランダの人口が移民の影響のみで27.400人増加したことが明らかとなった。
今年の1月、2月、3月の間に、オランダの人口は27.400人増加。この3ヶ月の間に、登録された47.000人の死亡者に対し、39.000人の赤ちゃんが出生。オランダは2017年以降、毎四半期マイナスの自然増を記録している。CBSは2023年第1四半期の同国の死亡率が国の出生率を上回ったため、この成長はつまり移民によってもたらされたと指摘されている。
また1月初旬から3月末までの間に、80.000人がオランダに移住し、45.000人が海外に移住したため、35.000人の純移動となり、昨年の同じ期間より約18.000人減少している。これは昨年2月にウクライナで戦争が勃発し、オランダが約2万5千人のウクライナ人難民を受け入れたことを考えれば当然の結果である。
一方、今年1~3月の間にオランダに移ったウクライナ人は9.2000人であった。その他、シリア(2.800人)、トルコ(2.800人)、インド(2.100人)の人々がオランダに移住しているとのことである。CBSは、今後数年間にわたる多くの移住者により、オランダの人口は2056年までに2000万人に達すると予想されている。