アムステルダム国立美術館で開催されたフェルメール展が幕を閉じる。 同美術館の過去最高の入場者数、65万人を記録。見逃した人はこの展覧会が疑似体験できる無料のオンラインツアーも引き続き好評。

アムステルダム国立美術館で開催されていたフェルメール展が、16週間の展覧会を終え閉幕した。開催期間中、フェルメール展は65万人の来場者を集め、同美術館で最も来場者数の多い展覧会となった。参加者は、今回の展覧会に10点満点中8.7点の平均点をつけ高評価となった。

今回のフェルメール展はフェルメールの作品、全37点中28点が世界各地から一堂に会するという、前例のないのことで大きな話題となり、チケットは展覧会前に発売されたチケットが20万枚が売れ、展覧会2日目には45万枚のチケットがすべて売れて完売となった。チケット購入希望者のアクセスが殺到しチケット販売サイトがダウンした程であった。

これを受けアムステルダム国立美術館は、開館時間の延長を発表し、3月6日に追加のチケット販売を行なったが、再びアクセスが集中しチケット販売サイトがダウンし販売が中断された。同美術館は販売サイトに過負荷が掛からないように工夫を施し、チケット販売を再開させたが、チケットはすぐに完売。

また、80万人が無料のオンライン・バーチャルツアー「Closer to Fermeer」のウェブサイトを訪れ、この展覧会をオンラインで鑑賞することが出来た。デジタル技術を最大限に活用し、フェルメールの37点の絵画を高解像度でじっくりと鑑賞できる。音声ガイドもあり、ガイドツアーのようなクオリティーの高さを無料で体験できるということで大好評であった。各絵画には注釈があり、その部分をクリックすると、さらに詳しい情報が表示され多くの解説を見ることができる。コンテンツの見やすさや、絵の具の細部まで分かる高解像度の画像は、まるで本当に展覧会に足を運んでいるかの様な疑似体験ができる。今回、チケットが入手できなかった方、遠方で美術館まで行けなかった方はこのバーチャルツアーを体験してみてはどうだろうか。

アムステルダム国立美術館のwebサイトで公開中のバーチャルツアーのページ

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