オランダ、持ち帰り用食品トレイと飲料容器の新しいデポジット制度が7月1日から始まる。

オランダでは7月1日より、使い捨ての持ち帰り・宅配食事用パックやトレイと持ち帰り用ドリンクにデポジット制度が導入されることが、1日に発表された。この措置は再利用可能なカップや容器の利用を促進するためのものである。事業者は使い捨てのカップや容器のデポジット料金を独自に設定することができる。オランダ政府はガイドラインを提示しており、コップは0.25ユーロ、食事用容器は0.50ユーロ、野菜、果物、ナッツ、調味料などの包装済みの小分け容器は0.05ユーロである。

使い捨て包装のデポジットに加え、事業主は再利用可能な包装の選択肢を提供することが求められるようになる。デポジット付きのリターナブル容器を提供する以外に、顧客が自分のカップや容器を持参し、各事業所で充填することを許可することも可能という。

この新しい措置は、駅でコーヒーを飲む、近所のスナックでポテトを買う、スーパーマーケットで惣菜を買うなど、日常のさまざまな場面に影響を与えることになりそうである。2024年1月1日からは、オフィスの自動販売機のコーヒーカップや催事で使われるカップなど、その場で消費するパッケージも再利用が義務づけられるという。

すでに実施されているのは、2021年に開始されたプラスチック製カトラリー、プレート、ストローの禁止、小型ペットボトルのデポジット、2023年4月に施行された缶のデポジットがある。オランダでは毎日推定1,900万個の使い捨てプラスチックカップと食品容器が廃棄されていると報告されている。

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