オランダ旅券、2026年も世界4位の座を維持。日本は2位、1位の国はどこか?

ビザなし渡航185カ国に拡大 — 国際移動性の象徴として上位圏をキープ

2026年1月に発表された最新の世界パスポート力量ランキング「Henley Passport Index」で、オランダのパスポートが再び世界第4位に位置付けられた。これはパスポート保持者が185の国・地域へ事前ビザなしで渡航可能であることを意味する。ランキングはロンドンのコンサルティング会社 Henley & Partners が国際航空運送協会(IATA)のデータを基に毎年更新しているもので、世界199の旅券と227の渡航先を対象に、事前ビザ不要、到着時ビザ、電子渡航認証(ETA)で入国できる国の数を点数化して順位付けしている。

トップはアジア勢、欧州が上位を占拠

2026年版で最強パスポートに輝いたのはシンガポール(192カ国)。続いて日本と韓国がそれぞれ188カ国へビザなしアクセスを確保し、アジア勢が上位を独占する結果となった。欧州勢も健闘し、デンマーク、ルクセンブルク、スペイン、スウェーデン、スイスが186カ国で第3位グループに入り、オーストリア、ベルギー、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、アイルランド、イタリア、オランダ、ノルウェーが185カ国で第4位グループを形成している。

オランダ旅券の強さと変動

オランダのパスポートは数年前から上位圏を維持しており、順位はしばしば第3〜5位を行き来してきた。今回の185カ国は、2025年に比べてビザなし渡航可能国数が若干減少したものの、依然として世界の最上位レベルの移動自由度を示している。

この数値にはETA(電子渡航認証)や到着時ビザでの入国も含まれるため、完全な「ノービザ渡航」の数値とは異なるものの、実務的な渡航の自由度という観点では極めて高い評価となる。

世界のモビリティ格差も浮き彫りに

一方で、ランキングは富裕国と発展途上国の間で国際移動性の格差が拡大していることも示している。最下位のアフガニスタン旅券はわずか24の国・地域にしか入国できず、上位との差は168カ国にも及ぶという。これは2006年時点の差(118カ国)からさらに広がっている。

世界ランキングの概要(上位)

  • 1位:シンガポール — 192
  • 2位:日本、韓国 — 190
  • 3位:デンマーク、ルクセンブルク、スペイン、スウェーデン、スイス — 186
  • 4位:オーストリア、ベルギー、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、アイルランド、イタリア、オランダ、ノルウェー — 185

上位圏の多くをヨーロッパ諸国が占めていることは、EUをはじめとする自由移動政策や国際的な外交関係の強さを反映している。欧州のパスポート保持者は引き続き世界の移動自由度で優位に立っている。

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