オランダの巨匠レンブラント・ファン・レインの18作品が、アムステルダムのH’ARTミュージアムにて初めて一堂に会することとなった。本特別展は、オランダの首都アムステルダムの750周年を記念し、2025年4月より開催される。
レンブラントとフェルメールの傑作が並ぶ「ライデン・コレクション展」
「レンブラントからフェルメールへ:ライデン・コレクションの名作」と題されたこの展覧会では、17世紀のアムステルダムの日常生活が描かれた作品が展示される。展示されるのは合計75点で、レンブラントのほか、ヨハネス・フェルメール、フランス・ハルス、フェルディナント・ボルといった著名な画家たちの作品が含まれる。
これらの作品は、「世界で最も大きく、かつ重要な17世紀オランダ美術の個人コレクションの一つ」であるライデン・コレクションから提供される。通常、トーマス・S・カプラン博士とその妻ダフネ・レカナティ・カプラン夫妻が所有し、一般には公開されていないこのコレクションが、2025年4月9日から8月24日までの期間限定でH’ARTミュージアムに展示される。
アムステルダム市民の日常を描いた芸術作品
今回の展示の目玉は、レンブラントの17点の絵画と1点の素描であり、これらが一堂に会するのは初めてのこととなる。美術ファンにとっては、「アムステルダムの市民、若者や老人、美しい者もそうでない者も」という、レンブラントが描いた当時の庶民の姿を間近で鑑賞する貴重な機会となる。
また、展示にはさまざまな女性を描いた作品も含まれている。上流階級の女性や歴史上の人物だけでなく、商業に従事する女性や日常生活を送る女性の姿も見ることができる。さらに、17世紀の数少ない著名な女性画家の一人であるマリア・シャルケンの作品も展示される予定。
この特別展は、アムステルダムの750周年を祝うだけでなく、通常見ることのできない貴重な作品を間近で鑑賞できる貴重な機会となる。レンブラントやフェルメールといったオランダ黄金時代の巨匠たちの作品を堪能できるこの展覧会は、美術愛好家にとって見逃せないイベントになるだろう。
チケット購入はH’ARTミュージアムのホームページから。