ユーロスターは2024年2月10日より、アムステルダムとロンドンを結ぶ直通列車の運行を再開すると発表。この列車は昨年、アムステルダム中央駅での大規模な改修工事の影響で運行が停止していたが、再開に伴い乗車可能人数も増加する見込み。
運行停止の背景と再開の理由
アムステルダム中央駅での改修工事は、イギリスのEU離脱後に必要とされる国境管理手続きを行うスペースを確保するためであった。この工事のため、2023年6月15日からロンドンへの直通列車は一時的に中止されており、旅行者はブリュッセルでの乗り換えを余儀なくされていた。運行再開は当初2024年1月を予定していたが、工事の進捗状況により2月10日に延期された。
乗車人数の増加
ユーロスター列車は900人まで収容可能だが、改修工事前はアムステルダムで乗車できる人数が250人に制限されていた。今回の工事完了により、2月からは450人がアムステルダムで乗車可能になり、「春頃」にはさらに650人まで増加する予定となっている。最終的な工事が完了次第、乗客はより快適に利用できる環境が整う予定となっている。
列車運行における課題
この再開は、両都市間の効率的な移動手段を提供する重要なステップとなる。ただし、改修工事の完了やチケットシステムの更新( 現在、ユーロスターエクスプレスとNSインターナショナルのチケットシステムはまだ更新されていない。両社のシステムでは、ブリュッセルで乗り換える約50分の停車時間を含む、列車を乗り換える必要があるサービスしか表示されていない。)まだ取り組むべき課題も多く残っている。