アムステルダム中央駅からロンドンへ向かうユーロスターは、来年の初めに通常の運行を再開する予定となった。現在、駅のターミナル改修工事が進行中で、ターミナルほぼ完了に近づいている。
ユーロスターのCEOであるグウェンドリン・カゼナヴ氏は、もしターミナルが予定通りに完成しなければ、パリやロンドンへのサービスを中止する可能性があると最近警告していた。
一方で、オランダの鉄道会社であるNS(Nederlandse Spoorwegen)は、アムステルダムの改修工事が順調に進んでおり、12月には完成を予定している。
昨年、オランダからロンドンへの鉄道旅行者数は38%増加しており、ユーロスターの利用者数は急速に増加。アムステルダム中央駅のターミナルが完成すれば、さらに多くの利用者が見込まれている。
昨年だけで、オランダとフランス、イギリス、ベルギーを結ぶユーロスターには420万人が利用した。しかし、現在のところ、アムステルダム中央駅の改修工事のため、ロンドン行きの乗客は一旦ブリュッセルで下車し、国境管理を受けてから旅を続けなければならなく、通常時よりも不便となっていた。
また、ユーロスター側は、アムステルダム中央駅のプラットフォームの長さにも懸念を示した。現行のプラットフォームの長さは200メートルですが、ユーロスターの列車は400メートルあるため、ロンドンおよびパリへのサービスに影響が出ていると言及している。
2025年には、オランダからロンドンへの直通列車が再び快適に利用できるようになり、旅行がますます便利になることが期待されている。