オランダ北部に位置する小さな村、ピーテルブーレン（Pieterburen）は、その美しい自然環境とともに、Zeehondencentrum Pieterburenというアザラシ保護センターが日本で「アザラシ幼稚園」と呼ばれSNSを通じて親しまれ、一躍有名となった。このセンターでは、傷ついたり病気になったアザラシが回復を目指してケアされ、再び自然に帰るためのサポートが行われている。アムステルダムからこのセンターへ訪れる方法をご紹介。
1. 公共交通機関を利用する場合
オランダの公共交通機関は非常に整備されており、アムステルダムからピーテルブーレンへのアクセスも比較的簡単である。以下は、電車とバスを組み合わせた一般的なルートを紹介。
ステップ1: アムステルダム中央駅からフローニンゲン駅まで
まず、アムステルダム中央駅（Amsterdam Centraal）からフローニンゲン駅（Groningen）まで、オランダ国鉄（NS）のインターシティ電車に乗車。所要時間は約2時間30分。電車の本数も多いため、早朝から夜遅くまで自由に出発時間を選ぶことができる。
ステップ2: フローニンゲン駅からピーテルブーレンへバスで移動
フローニンゲン駅に到着したら、次にQbuzz(オランダのバス会社の一つ）のバスに乗り換える。具体的には、61番のバスに乗り、Winsum駅で下車する。この区間は約20分の乗車時間。
Winsum駅で降りた後、65番のバスに乗り換え、ピーテルブーレンのバス停で下車する。そこから、Zeehondencentrum Pieterburenまでは徒歩で約10分。バスの乗り換えに不安が場合は、Qbuzzの公式アプリやGoogleマップを利用すると、リアルタイムでバスの時刻表やルートを確認できる。
公共交通機関の利便性
公共交通機関を利用する場合、電車の風景を楽しみながらリラックスした時間を過ごせるのが魅力の一つ。特に、フローニンゲン周辺の風景は美しく、アムステルダムとは異なる田園風景が広がる。また、バスのルートも自然豊かなエリアを通過するため、旅の途中でもオランダの美しい風景を楽しめるのでおすすめである。
2. 車での移動
もしレンタカーを借りるか、車で移動する場合は、アムステルダムからピーテルブーレンまでの道のりを快適に進むことができる。
ステップ1: アムステルダムからA7号線へ
アムステルダム市内から高速道路A10に入り、そのままA7号線を北東方向に進む。A7号線は、アムステルダムからフローニンゲンまでの主要な幹線道路で、途中で休憩を挟むためのサービスエリアも多く設置されている。途中、牧草地や風車など、オランダらしい風景を楽しむことができる。
ステップ2: フローニンゲンを経由してN361号線へ
フローニンゲンに近づいたら、N361号線に乗り換え、ピーテルブーレン方面に進む。N361号線は、比較的交通量が少なく、快適に運転することが出来る。ピーテルブーレンに到着するまでの間、緑豊かな田園風景や、小さな村々を通り過ぎ景色を楽しむことができる。
ステップ3: ピーテルブーレン村内の移動
ピーテルブーレンに到着したら、村内には案内標識が多数設置されており、それに従って進むことで簡単にZeehondencentrum Pieterburenに到着できる。駐車場も完備されているため、車でのアクセスも非常に便利となっている。
3. 旅行の計画に役立つポイント
現地でのアクティビティ
Zeehondencentrum Pieterburenを訪れるだけでなく、近くの自然保護区やウォーキングコースを散策するのもおすすめである。特に、ワッデン海沿岸はユネスコ世界遺産に登録されており、その美しい自然景観は一見の価値があります。干潟を歩く「Wadlopen」体験も人気となっている。
持ち物と服装
ピーテルブーレン周辺は風が強く、天候が変わりやすいため、風を通さないジャケットや防寒具を持参することがおすすめ。また、現地では歩く機会が多いので、履き慣れた靴を用意しておくと快適に過ごすことができる。
まとめ
アムステルダムからZeehondencentrum Pieterburenへのアクセスは、公共交通機関と車のどちらも便利で、いずれの方法でもオランダの美しい風景を楽しむことができる。アザラシたちと触れ合いながら、オランダの自然と田園風景、文化を満喫することができるのでおすすめである。
