オランダの最低賃金、7月1日から最大3.1%の賃上げへ。

オランダの最低賃金は、来月から約3.1%増加する見込みである。2024年6月時点のオランダの最低賃金は、21歳以上の従業員に対して時給€13.27。この金額は、2024年1月1日から適用されており、オランダでは半年ごとに調整されている。当初はさらに引き上げる計画もあったが、4月に上院で否決された。

大幅な引き上げは実現しなかったものの、7月1日からの引き上げは依然として比較的大きいものとなっている。過去4年間で、半期ごとの調整で最低賃金がこれほど急激に上昇することはなかった。

この変更により、週38時間働く労働者は、銀行口座に39.76ユーロの高い賃金を受け取ることになる。これは現在の数字よりも約1.9%の増加。そして週36時間働く人々は、38.13ユーロの増加を受け取り、これも約1.9%の増加となる。

またオランダでは、21歳未満の従業員には年齢に応じた異なる最低賃金が設定されている。例えば、20歳の最低賃金は€10.62、19歳は€7.96、18歳は€6.64となっている。

オランダでは、1月以降より最低賃金の時給制が導入されて、現在はすべて時間単位で計算されている。36時間、38時間、40時間働くかに関わらず同じ最低賃金が保証されるフルタイム最低給与制度は廃止された。そのため、契約時間が長い労働者はよりこの変更の恩恵が受けられるようになった。

オランダがEUで2番目に高い幸福度を誇る。
オランダの住宅市場では、住宅価格の上昇により、平均的な家を購入するためには、年収約95,000ユーロ(約1500万円)が必要となっている。
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