オランダで自転車盗難が10％増加、8万5000台以上が被害に。アムステルダムが突出して多い。

2023年、オランダでの自転車盗難件数が前年比で10％増加したことが、オランダ統計局（CBS）の最新統計により明らかになった。国全体で報告された盗難自転車は8万5000台を超え、特にアムステルダムが最も多くの盗難が報告された都市となっている。

アムステルダムでは昨年、自転車盗難が10,920件記録され、次いで盗難件数が多かったのはロッテルダム（4,755件）、デン・ハーグ（4,450件）、そしてユトレヒト市（4,040件）であった。

しかし、実際の自転車盗難件数は報告されているものよりもさらに高い可能性があると指摘されている。これは盗難が発生してもすべての人が警察に報告するわけではないからである。

オランダでは住民に自転車の保険に加入するよう促している。例えば、自宅の裏庭や物置に保管されている自転車は、盗難が発生した場合に住宅保険金が支払われるために、適切に施錠する必要がある。自宅の外で自転車が盗まれた場合、住宅保険は役に立たない。その場合、盗難カバー付きの自転車保険にのみ保険が適応される。

オランダで自転車が盗まれるのを防ぐためには、頑丈なロックやGPSトラッカーの購入を検討するか、貴重な自転車には保険をかけることが推奨されている。