オランダで史上、最も暖かい2月に。
オランダの2月の平均気温は8.1度から8.3度で、この時期に期待される平均4.2度のほぼ2倍に達した。これは、1990年に設定された7.6度の以前の記録を上回る記録となった。
先月オランダでは最高気温が10度を超える日が記録的な17日間もあり、国内の植物が1か月早く咲いたとされている。
なぜこんなに暖かくなった原因は南西の風がオランダに暖かい空気をもたらし、特に夜はこの時期の平均よりも6度高い気温となった。
またオランダでは例年よりも降水量が多い2月に。
暖かい天候とともに、2月は多くの雨が降った。全国平均で、先月は110〜120ミリメートルの降水量があり、これは1906年の測定が始まって以来、5番目に雨の多い2月となった。これは、晴れた日が通常より少なく、平均96時間の日照時間に対して、50〜60時間しかなかった。
この曇りがちで雨の多い天気はオランダのいくつかの都市で問題を引き起こした。地下水位が非常に高くなり、アイントホーフェンなどでは墓地に被害が起き、人や動物が流砂にはまる事故が発生。
このような異常気象は、気候変動の影響を如実に示しており、将来の気候対策の重要性を改めて浮き彫りにしており、オランダのこの記録的な2月は、世界中の気候パターンにおける変化の一例となっている。