オランダの低コスト航空会社のTransavia(トランサヴィア)は、4月から機内持ち込み荷物に対して料金を徴収することを発表。これは、RyanairやEasyJetなど他の航空会社がすでに導入している手数料に追随する形である。
Transavia航空は、オランダの航空会社でエールフランス‐KLMグループの独立企業である。
同社は、機内持ち込み荷物につき最大10キロまでの荷物に対して1バッグあたり10ユーロの料金を徴収することになる。これは、より多くの乗客が荷物を機内持ち込みではなく、預け荷物として扱うようにし、搭乗プロセスの迅速化を図るための措置である。
またこの措置は直面している増加するコスト、排出権のコストなどが増え続けており、メンテナンスコストも上昇している為の有料化でもある。
4月3日から、Transaviaは機内持ち込み荷物のサイズを55 x 35 x 25 cmまでと制限を設ける予定。ただし、座席の下に収まる小さなバッグは引き続き無料で持ち込み可能である。
機内持ち込み荷物を有料にするLCCの航空会社が増える中、Transaviaは柔軟な手荷物ポリシーを採用してきたが、空港での搭乗プロセスの迅速化と、運営コストの増加への対応する為ために他社に続くことになった。しかし乗客にとっては追加のコストが発生することになり、特に頻繁に飛行機を利用する人には大きな影響がある。搭乗の際に機内持ち込み荷物の料金を支払ってない場合、割高の追加料金を払わないといけない場合があるので、ヨーロッパのLCCを利用な場合は注意が必要である。