KLMオランダ航空は、9月22日水曜日の午後にナゴルノ・カラバフ地方での停戦が宣言されたにもかかわらず、アルメニアとアゼルバイジャンの緊張のため、水曜日のアジア発着便をキャンセルした。アムステルダムからソウル、香港、北京、上海、東京へのフライトは、アルメニアとアゼルバイジャンの上空を飛ぶことを回避するため、運休となった。火曜日に東京に向けて離陸した便は、アムステルダムに引き返さなければならなかった。
KLMオランダ航空は今週いっぱい、これらの都市を発着する便のルートを変更する予定。乗客は来週中に他の便に振り替えられるという。またKLMオランダ航空は、特にロシア領空が閉鎖されているため、代替便の手配は困難であると述べている。KLMによると、9月19日から21日までのフライトを予定していた顧客は、9月28日以前に出発する他のフライトに無料で振り替えることができる。また、払い戻しを求めることもできるという。
アゼルバイジャンは火曜日、アルメニア人が多く住むアゼルバイジャンのナゴルノ・カラバフを攻撃した。KLMオランダ航空は火曜日、アルメニアとアゼルバイジャンの上空の飛行を避ける決定した。
ナゴルノ・カラバフのアルメニア人分離主義勢力は水曜日、アゼルバイジャンとの停戦に合意した。その前日、アゼルバイジャンはこの地域で「対テロ」作戦を開始し、国際社会から非難を浴びた。
KLMオランダ航空は、安全が最優先であることを強調。同航空会社はセキュリティ・マネジメント・システムを使ってリスクを分析し、安全な飛行ルートを決定している。
