夏の休暇には暑くなりすぎる南ヨーロッパ。熱波は旅行トレンドの変化につながる可能性があり、オランダなど夏休みに涼しい目的地が今後人気に!?

この夏、ヨーロッパの多くの地域で記録的な気温が観測されたことから、一部の旅行専門家は、行楽客が暑い夏よりも涼しい気候の旅行先を選ぶことが多くなるため、オランダの観光客数が今後急増するだろうと予測している。

オランダの夏は時折猛暑に見舞われ、近年は様々な熱波で数々の気象記録を更新しているが、2023年は全体的にかなり寒く、雨が多く、灰色の夏シーズンとなった。一方、南ヨーロッパでは森林火災に見舞われ、休暇を過ごす人々は40度を超える気温に悩まされた。

多くの家族連れが夏休みの旅行に日光と暑さを求めているが、この猛暑の状況は、近い将来、夏の計画を再考する旅行者が増え、スカンジナビアの国々やベルギー、オランダなど、夏休みに涼しい目的地への休暇を予約する旅行者が増加傾向にある。
次の夏休みに涼しい気候を求める旅行者もいるだろうが、それでもスペインやイタリアなど地中海沿岸の旅行先への休暇の人気は今後も変わらないと予想されている。しかし熱波など気候変動により今後はトレンドの変化が起こり、様々な新しい旅行先にもっと注目が集まっていて、ヨーロッパの夏の休暇先も年々、多様化している。