スキポール空港、セキュリティチェックの事前予約を全便に拡大。日本便も利用可能に。

オランダのスキポール空港は、セキュリティチェックの時間帯予約システムを全就航都市に拡大。フライト前のセキュリティチェックの時間帯を事前予約できるこのサービスは、日本便を含むすべてのフライトで利用可能となる。スキポール空港はシェンゲンエリア内のフライトで今年初めにこのサービスを開始し、好評となりサービスが拡大することとなった。

スキポール空港が最初にこのサービスを発表したのは、4月から5月にかけてのホリデーを数週間後に控えてのことだった。昨年のこの時期、空港のセキュリティと手荷物取り扱いにおける人員不足の影響により大混雑となった。旅行者が何時間も行列に並ばなければならないことがしばしばあり、その結果、多くの利用者がフライトに乗り遅れることになった。

このサービスの導入は、乗客の流れを監視し、不必要な長蛇の列を防ぐスキポール航空の能力を強化することを目的としている。スキポール空港によると、現在では旅行者の5人に1人がタイムスロットを利用しているという。このタイムスロットは、出発の3日前からスキポールのウェブサイトやアプリを通じて無料で予約できる。旅行者はQRコード付きの確認メールを受け取り、空港でスキポール航空のスタッフがそれをスキャンする。その後、スタッフは乗客をセキュリティーチェックの場所に誘導する。

このサービスは、以前はヨーロッパ27カ国で構成されるシェンゲン圏内のフライトに限られていた。この度サービスが拡大しべてのフライトで利用可能となった。ただしシェンゲン協定加盟国以外のフライトの場合、スキポール空港はその後の国境管理を考慮され、利用者が予約できる最も遅い時間帯は出発の90分前となっている。シェンゲン圏内のフライトの場合は60分前となる。

またスキポール空港は、このサービスはあくまでもセキュリティチェックにのみ適用されると強調している。チェックインや荷物の預け入れに十分な時間をもって空港に到着する必要がある。

スキポール空港は、ヨーロッパの主要空港で4番目にセキュリティチェックの時間枠を導入した空港である。

スキポール空港のセキュリティチェックのタイムスロットの予約はこちらから確認できます。

オランダ、スキポール空港をこの夏の繁忙期に利用する際に知っておくべき便利な情報。
この夏、スキポール空港は出入国管理のスタッフ不足で長蛇の列が予想される。主にEU圏外からの旅行者に影響。
2025年にアムステルダムからバルセロナ行き夜行列車が運行開始、2023年5月にベルリン行きが運行開始。
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