6月のオランダ年間インフレ率は5.7%に低下、しかし食料品は12.6%上昇。欧州中央銀行は利上げを継続すると予想される。円安は続くか!?

オランダの2023年6月の年間物価上昇率は前月に比べ低下した。5月のインフレ率は6.1%であったが、6月は5.7%であった。

スーパーマーケットにおける商品の平均値上げ率は、5月の12.8%に対し、6月は12.6%上昇した。工業製品の価格は前月の8.9%から7.3%上昇した。サービスも5月の6.1%から5.7%上昇した。

一方、自動車燃料を含むエネルギーは16.3%安くなった。これは、5月の18.5%の値下がりに続くものである。

他のヨーロッパ諸国と公平に比較するため、オランダ統計局はヨーロッパ方式によるインフレ率も発表した。これはいくつかの点で異なっており、住宅賃貸価格を考慮されてない。ヨーロッパ方式では、年間インフレ率は6.4%であった。

インフレ率は依然として目標の2%を上回っているため、欧州中央銀行(ECB)は利上げを継続すると予想されている。欧州中央銀行のラガルド総裁は、インフレは未だ継続中であり、金利は来月も引き上げられる可能性が高いとの見方を示した。これにより円安がさらに続く見通しもある。

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