毎年恒例の男女間の不平等が最も少ない国のランキング、グローバル・ジェンダー・ギャップ・インデックスにおいて、オランダは昨年同様、28位となった。この調査は世界経済フォーラムが146カ国を調査対象として、経済参加、教育へのアクセス、政治的影響力、医療/平均寿命について調査している。
オランダは教育の平等性では世界第1位と例外的に高いスコアを獲得しているが、ほとんどの女性はいまだにパートタイムで働いている。また、オランダで同等の仕事をした場合、女性の賃金は男性より13.33%低い結果となっている。オランダでは、女性のトップ・マネジャーがいる企業は全体の13.7%、女性が過半数の株式を所有している企業は5%しかない。また、上場企業の役員のうち女性はわずか38%しかいない。
28位となったオランダは、近隣諸国よりも悪い結果となっている。ドイツとベルギーは、それぞれ6位と10位でトップ10入りしている。
アイスランドは14年連続でトップである。調査によると、同国では不平等格差の91.2%が解消されている。、続いてノルウェー、フィンランド、ニュージーランド、スウェーデンと続いている。
また、日本は125位となっており、前年の116位から順位を下げている。