オランダ、公共交通機関の決済システム「OV-chipkaart」の後継となるスマートフォン用のデジタル形式のカード「OV-pas」が来年から導入されることに。定期や各割引が利用できる「OV-pas」の使い方とは!?

この度、オランダの公共交通機関を利用する人は、オランダ国内のすべてのバス、トラム、列車でスマートフォンを利用した非接触型決済システム「OV-pay」を利用できるようになった。この新システムにより、利用者は物理的なカード「OV-chipkaart」が不要となり、デビットカードやクレジットカード、スマートフォンなどの非接触型決済システムを使ってチェックインとアウトができる。

「OV-pay」でチェックインする場合は、通常運賃を支払い乗車する。デビットカードやクレジットカードでチェックイン・アウトする利用者は、残高を補充する必要がなく、料金はリンクされた支払い口座から夜間に引き落とされる。しかし定期券や割引カードで移動する場合は、まだ当分の間は「OV-chipkaart」が必要で、2025年までは使用される予定。今年後半には、デビットカードにリンクできる最初の割引や定期購入の試行が開始される。

そして次のステップとして、「OV-chipkaart」の後継である「OV-pas」の導入が予定されている。

「OV-pas」は来年から段階的に導入される予定で、「OV-pas」は、スマートフォンやスマートデバイスのウォレットに簡単に追加することができ、「OV-pay」システムと同様に機能する。デポジットが3ユーロのこのデジタル形式と、デポジットが6ユーロのこれまでと同様の物理的なカードの2種類があり、有効期限は5年間で提供される予定。

「OV-pas」は旧式の「OV-chipkaart」よりも新しい技術を使用しており、2等席から1等席へのアップグレード、アプリによるチェックインの有無の確認など、より多くのサービスを利用することができる。

「OV-pay」とは異なり、利用者は「OV-pas」に定期購読や割引をアップロードすることができる。また旅行履歴にアクセスすることもでき、自分のアカウントと連動させたくない場合は、匿名のOV-pasを設定することもできる。さらに「OV-chipkaart」と同様に、利用者は「OV-pas」を銀行口座とリンクさせて自動チャージすることが可能となる。「OV-pas」2024年からを段階的に導入することが予定されている。

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