5月26日(金)よりアムステルダムのステデライク美術館で、アメリカのアーティストで活動家のキース・ヘリングが描いた巨大な作品「アムステルダムノート」が30年ぶりに展示される。キースは1986年、ステデライク美術館での初めての展覧会のために、全長38メートルのこの作品を制作、この度、美術館に戻って期間限定で展示される。
キース・ヘリング(1958-1990)は、ニューヨークのストリートでグラフィティからキャリアをスタートさせた。その後、短期間で国際的に有名なアーティストに成長。1986年、アムステルダムのセントラル・マルクタレンの冷却ホールに、12メートル×15メートルの壁画を制作。1980年代のポストモダンアートの象徴であり、美術館などの施設にストリートアートを浸透させ、人種差別、ドラッグ、戦争といった社会問題を作品に込めた。ヘリング自身は31歳の若さでエイズで亡くなっている。
「アムステルダムノート」は、2023年11月5日までステデライク美術館で展示。