自営業者の72%が強制的な障害保険に反対。

オランダ自営業者協会(VZN)が9,200人のフリーランサーを対象に行った調査によると、オランダの自営業者の大多数、72%が障害保険の強制加入の計画に反対しているという。この調査によると、ほとんどの人が強制加入を望まない理由として、コストを挙げている。

オランダ政府は、オランダの労働市場の将来を守るための新ルールを多数発表しており、労働法の変更によりゼロ時間契約は禁止され、代わりに労働者は政府が「固定基本契約」にサインすることになる。新しい契約では、最低労働時間が明示される見通しである。尚、パートタイムで働く学生などは、いわゆるオンコール契約で働くことが可能となる。

個人事業主が病気や怪我などで働けない期間、個人事業主の生活を保護するため、政府は2027年に強制加入の保険制度(arbeidsongeschiktheidsverzekering)を導入する予定。すでに保険に加入している自営業者は、新制度への切り替えは必要ないという。現在、自営業者の27%は、収入減に備える保険に加入しており、22パーセントは長期障害保険に加入している。

もし強制保険加入が採用される場合、85%の自営業者は「手頃な値段でなければならない」と強調。そうした保険に100ユーロまでなら支払ってもよいと回答。また強制保険は病歴に関係なく、すべての自営業者を受け入れる必要があるとの意見が多い。

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