オランダのスーパーマーケットチェーン、アルバート・ハインの従業員は、配送センターでのストライキが一時的に中断されたため、各店舗での商品の補充に追われている。店舗差はあるが商品が完全に補充されるまでに数日かかる見通しである。
配送センターでのストライキの影響は、店舗で日毎に目につくようになった。青果の棚やパンの棚は、空の状態が続く店舗も多く、アルバート・ハインの顧客は、賞味期限の長い商品を手に入れるのが難しい状況が続いた。
配送センターの従業員は、4月23日(日)から10日間、労働協約の改善を求めての抗議が目的でストライキを行った。この間、全国のアルバート・ハインのスーパーマーケットに納品される商品はゼロ、もしくは少なくなった。また今回のストライキにより、アルバート・ハインの売上高が約3400万~4500万ユーロ減少したと予測されている。アルバート・ハインは労働組合との和解のため、10%の賃上げを行う予定であるという。