オランダ、スキポール空港をこの夏の繁忙期に利用する際に知っておくべき便利な情報。

5月になりオランダのスキポール空港では繁忙期を迎えた。昨年のこの時期に見られたような空港の混乱を回避するために、同空港はあらゆる手段を講じている。乗客数の制限に加え、旅行者の列を制限するために様々な対策を実施。さらに夏のピークシーズン迎えるスキポール空港を利用する際に知っておくと便利な情報を紹介。

  • 事前に空港の混雑状況を把握する。

スキポール空港では現在の空港のホームページから現在の混雑状況が確認が可能となっている。同空港の混乱を避ける為、旅行の前には事前の混雑状況の確認をした方が良い。昨年は混雑を心配して空港に早く到着し過ぎた利用者が多く、混乱の原因の一つとなった。空港ではあまり早く空港に来ないことを推奨している。

空港の混雑状況の確認はこちらのスキポール空港のホームページから確認できます。

  • 保安検査場でのセキュリティチェックを事前予約する

スキポール空港では、4月上旬からEUおよびシェンゲン協定加盟国への渡航者がセキュリティチェックの時間帯を無料で事前予約できるようになっている。このシステムはシェンゲン協定加盟国へのフライトに限り利用可能である。フライトの3日前から、スキポールのウェブサイトやアプリでセキュリティチェックの枠を予約することができる。その際、QRコードを受け取り、セキュリティチェックの際に空港の担当スタッフが読み取る流れである。

昨年のこの時期、スキポール空港ではセキュリティと手荷物処理のスタッフ不足が影響し、旅行者がセキュリティチェックを受ける為、何時間も行列に並び、その結果、多くのフライトを逃すことになり大混乱となった。このシステムの導入により旅行者が空港に早く着きすぎて、不必要に長い行列ができるような事態を避けることが期待される。このサービスはセキュリティチェックの際にのみ適用さる。チェックインや荷物の預け入れには十分な時間の余裕をもって空港に到着する必要がある。

スキポール空港のセキュリティチェックのタイムスロットの予約はこちらから確認できます。

  • スキポール空港ではセキュリティチェックを受ける際、液体や電子機器などは手荷物に入れたまま受けることが出来る。

スキポール空港ではセキュリティチェックに最新の機器を導入しており、液体やノートパソコンなどの電気製品を機内持ち込みの手荷物に入れたまま保安検査を受けられるようになっている。セキュリティチェックの際に手荷物からこれらを取り出す必要がない。現在、液体については機内の持ち込みが基本的には100ミリリットルまでとなっている。さらに空港ではセキュリティチェックにかかる時間を短縮するために、適切な服装をするようアドバイスしている。服装については、セキュリティチェックが円滑に進むよう、ブーツやベルト、かさばる上着は着用しないことを勧めている。

  • 念のため、フェイスマスクを持参する。

基本的に空港内ではマスクは必要がないが、航空キャリアによっては搭乗時に必要な場合があるので、念のために持参しておいた方が良い。

スキポール空港は今後の繁忙期を想定し、850人の警備員を採用したというが、すべての新入社員が必要な訓練を終えているかどうかは不明とされている。同空港は手荷物係の深刻な不足に引き続き直面しており、ピーク時には混雑が予想されている。空港の利用の際は事前に混雑情報の確認をするなど注意が必要である。

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