オランダのスキポール空港、4月と5月の混雑は昨年よりも緩和される見込み。それでも4月22日から5月14日までの間は利用者が多いことが予想されている。

スキポール空港は10日後に始まる休暇期間中に混雑が予想されるが、1年前と比べると状況はかなり改善されると同空港は声明で述べている。昨年は旅行者がセキュリティチェックを受けるため、多い日には空港の出発ホールの外や路上にまで長蛇の列となり、セキュリティチェックを待たされることとなった。その結果、フライトの欠航、遅延や他の空港への移動、そして大量のロストバゲージが発生し大混乱となった。

4月22日、23日の週末を含む混雑日には行列が予想されるが、スタッフの増員などにより2022年のような長蛇の列になることは緩和される見込み。一般的には5月のスクールホリデー、休暇期間は4月29日から5月7日までであるが、各学校が独自に休暇を1週間延長することを決めることができる。そのため空港では4月22日から5月14日まで、より多くの乗客の利用が見込まれる。

空港では4月22日から毎日平均66,000人の乗客がスキポール空港を出発するとされる。さらにこの数字はピーク時には70,000人を大きく上回ると予想されている。この平均値は、2022年の5月の連休中にフライトを行った1日当たりの乗客数58,000人と比べて14%高い。コロナウイルス流行前の2019年の同時期には、1日平均72,000人の乗客が利用している。

今年は、空港が航空会社に課した乗客の最大収容人数に関する制限が設けられ、5月14日までの間、主に朝の時間帯に1日あたり約5,000人の乗客の利用が制限される。この制限は昨年夏に同空港が課した制限よりもはるかに柔軟なものである。さらにスキポール空港では乗客がセキュリティ検査を受ける際、セキュリティ機器の機能向上を図っており、3D CTスキャンを導入し電子機器や液体を手荷物から取り出す必要がないように効率化されている。

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