調査会社・ユーロモニター・インターナショナルの「Top 100 City Destinations Index」の最新版でオランダの首都アムステルダムが、パリ、ドバイに続く3位に選出、再び人気の観光地としてランクイン。
ユーロモニター・インターナショナルは、毎年、世界中の都市の人気と観光の潜在力を測定し、都市の目的地トップ100を発表している。このランキングは「主要な都市や新興の都市を包括的かつ多層的に分析」することで、企業などが観光の成長性が高い都市を特定できるように設計された指標である。
今年は、ランキングに含まれる100都市が、「経済」、「観光インフラ」、「安全性」など6つの主要分野に分けられた57の指標で評価・比較された。
パリがドバイを抑えて首位に立ち、アムステルダムは4年連続で3位をキープしている。全体としては、ヨーロッパの都市が上位を独占しており、ドイツの2都市がトップ10入りを果たしている。ユーロモニター・インターナショナルによると、ヨーロッパで最も好調だったのはイタリア、スペイン、ギリシャで、いずれもトップ100に複数の都市がランクイン。
オランダの首都アムステルダムは、「安全性」の項目でスコアを少し落としたものの、「経済」「観光政策と魅力」の項目で特に高い評価を得た。その結果、アムステルダムは再び世界ランキングに上り、欧州の都市では2位を獲得。
アムステルダムはここ数年、観光客をターゲットにしたビジネスの成長を抑制し、市内での宿泊数を制限しようと試みており、今回のランキングは特に興味深く、最近では市議会は、今年の春までにアムステルダムの中心地の赤線地帯に厳しい規則を導入する計画を発表している。
またアムステルダムは、経済・ビジネスチャンスに恵まれた都市を紹介する別のランキングでも、シンガポール、台北に次いで3位となり、香港やロンドンを抑えて好成績を収めている。
発表されたランキングの世界の観光都市トップ10
1. パリ
2. ドバイ
3. アムステルダム
4. マドリード
5. ローマ
6. ロンドン
7. ミュンヘン
8. ベルリン
9. バルセロナ
10. ニューヨーク