2023年2月26日(日曜日)の夜中にオランダのドレンテ、フローニンゲン、ゲルダーランド、フリースラントでオーロラが観測された。オーロラは高緯度地方で見られることがほとんどで、オランダでオーロラを見るのはかなり珍しい現象である。
オーロラは、太陽から大量の荷電粒子が宇宙空間に放出されることで発生し、地球の引力により、これらの粒子は主に磁場が最も強い北極と南極に引き寄せられる。荷電粒子は高速で大気圏を通過し、互いに衝突することでエネルギーを放出し、その結果、空に見える色となる。
ちなみにオランダにオーロラが観測されたのはこれが初めてではなく、例えば2021年にもオランダの空にオーロラが出現した。通常はかなり淡い色をしているが、今回はオーロラが見えただけでなく、強力な太陽フレアと好天により、緑と赤の光が夜空にくっきりと浮かび上がったという。