国際的な生活費データベースを提供する「Numbeo」が発表した生活の質インデックス・ランキングで、オランダがデンマークやスイスなどの厳しい競争を勝ち抜いて2023年度、1位となった。
「Numbeo」の年間ランキングは、調査対象となる84カ国の「生活の質全般の推定値」を分析。生活の質指数は、「購買力」、「環境汚染度」、「住宅事情」、「生活費」、「治安」、「医療制度」、「交通量・平均通勤時間」、「気候・天候」の8つの分野それぞれについて、国のパフォーマンスを評価し、総合スコアを決定している。
今年のランキングでは、上位10位中8位をヨーロッパ諸国が独占。1位はオランダ、2位はデンマーク、3位はスイスで日本も13位にランク付けされた。この種のランキングでは、オランダは一般的に良い結果を出す傾向があるが、隣国の北欧諸国を抑えてトップに立つことは稀である。しかし、今年、オランダは2022年の3位から2023年の1位へと順位を上げた。特に「交通量・平均通勤時間」(7位)、「購買力」(8位)、「医療制度」(10位)で高い評価を得た。しかし、最も評価が低かったのは「気候・天候」(30位)であった。
「Numbeo」による、世界で最も生活の質が高い10カ国は以下の通り。
1.オランダ
2.デンマーク
2.スイス
4.ルクセンブルク
5.フィンランド
6.アイスランド
7.オーストリア
8.オマーン
9.オーストラリア
10.ノルウェー