アムステルダムにある3Dプリンタでつくられた橋がまもなく撤去。遺産協会が景観を崩すと撤去を申請か。

アムステルダムのレッドライト地区のStoofsteegにある3Dプリントされた橋が、間もなく撤去されることになった。MX3Dブリッジと名付けられたこの橋は、オランダのスタジオJoris Laarman Labがテクノロジー会社MX3Dとエンジニアリング会社Arupとの共同設計により、4,500kgのステンレス鋼を使用し、6ヶ月かけて工場でロボットが3Dプリントした後、クレーンで運河に架けらた。

この3Dプリントでつくられた橋は、元々架けられていたオリジナルの橋を改修する為の一時的な代替の橋で、仮設橋の許可証が2022年11月27日に失効し、延長の申請は却下された為、撤去されることになった。

しかし、3Dプリントされた橋の撤去はこの申請事項だけでなく、遺産協会・Vereniging Vrienden van de Amsterdamse Binnenstad(VVAB)が自治体に対して、この橋が保護されている景観を侵害するとして執行要請を行ったことで撤去されることになったともされている。橋は近々撤去される予定だが、時期は未定である。

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