スキポール空港は3月末に旅客数の上限を撤廃する意向を明らかにした。3月26日からは1日あたり5万人の旅客数の上限が適用されなくなる。
先週、オランダの労働組合連合(FNV)は2023年もスキポール空港は混乱した年になる可能性が高いと利用者に警告した。空港は旅行計画の混乱を抑えるための措置を講じているが、過去数カ月間、乗客は長い行列や荷物の紛失・遅延の問題に直面し続けてた。
2022年9月、空港と従業員への負担を抑えるため、スキポール空港を利用する1日の旅行者数に上限を設けることが発表された。この上限は3月末までの予定であったが12月に状況を見直し、1月末から旅客数を増やすことができるのではという期待もあった。
現在、スキポール空港からは1日に最大50.000人が飛び立っている。繁忙期がはじまる5月のスクールホリデー期間には、この数は70.000人に増加すると空港は予想している。これは航空会社や旅行者にとっては良いニュースだが空港の経営陣は今のところ、5月の休暇が円滑に行われるかどうか懐疑的である。
スキポール空港は午前6時から11時の間に発生する混雑を特に懸念しており、これが終日のフライトに影響を与える可能性がある。