オランダ、ドイツ兵が財宝を埋めたとされる地図を国立公文書館が公開。宝物を求めて多くの人々が付近を掘り起こす。

オランダで国立公文書館が、第二次世界大戦末期にドイツ兵が財宝を埋めたとされる場所が示された宝の地図を公開した。この宝物には宝石、貴石、金時計、硬貨などが含まれているとされ、すぐに多くのメディアの注目を浴びた。また付近を多くの人が金属探知機などで周辺を捜索、地面を掘り起こして宝探しをする人が現れ、この地図に記されたオメレンという小さな町はちょっとした騒動となっている。

周辺の住民は当初、おもしろい良い話だと思ったが、多くの人が押し寄せたり、敷地が掘り返された住民もいて迷惑を被っているという。同自治体では金属探知機など、金属物を探知するものを許可なしに使用したり、携帯したりすることを禁止している。罰金等はまだ課されておらず、警察だけでなく特別捜査官も警告を出すにとどまっている。実際に宝探しに来た人の正確な人数を自治体は把握していないという。

専門家はこの地域が第二次世界大戦の最前線に近いと指摘したことを報告。また「不発弾、地雷、手榴弾の可能性があるため、捜索は危険です。したがって、ナチスの財宝を探すことはお勧めしません。」と、同自治体のウェブサイトに書かれている。

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