2022年12月に記録的な高温をもたらしたオランダの2023年は、不自然なほど暖かいスタートを切り、1月の第1週を通して10度から14度という、この時期としては通常の2倍の気温を記録している。気象学者はこの季節外れの暖かさを冬の熱波と呼んでいる。
オランダでは、ここ数日、かなり異常な天候が続いている。12月中旬に寒冷前線の影響で氷点下まで気温が下がった後、1月は季節外れの暖かさを記録。
2022年12月31日には、デ・ビルトにあるオランダ気象研究所(KNMI)の基地で最高気温15.5度を記録し、オランダは最も暖かい年越しと、これまでに経験したことのない暖かい12月の一日を記録。
暖かい気候は新年に入っても続いている。2023年が始まり、気象学者は今年これまで見られた気温が一貫して平年より高いことを観察しており、今週はこれまでで最も暖かい1月の第1週として記録される可能性がある。
この冬、不順な天候に直面しているのはオランダだけではなく、実はヨーロッパ各地で気温の記録が更新されている。
フランスとスペインの一部では今週、気温が24度を超え、スイスのスキー場では元旦に20度まで気温が上昇した後、雪不足が心配されている。