新年を迎えたばかりのロッテルダムのエラスムス橋の側面に人種差別・差別的なメッセージが大きな文字で投影される事件が起こった。同日、この橋は2022年の年末と2023年の年始に予定されていた花火大会とテレビ中継の中心地であった。この日は強風のため花火が中止になっても、パーティーは続行されていた。
この日エラスムス橋の側面に、「私たちは民族の存続と白人の子供たちの未来を確保しなければならない」「White Lives Matter」というメッセージなどが橋に投影された。
これらのフレーズはアメリカ、テキサス州の白人至上主義団体「アーリアン・ルネサンス協会」やKKKと呼ばれる「クー・クラックス・クラン」が米国で最初に大々的に宣伝したものである。
これらのメッセージは、当日のテレビ放送だけでなく、ソーシャルメディア上で流通している動画や画像でもはっきりと確認された。
警察はテレビ放送にまで映り込んでしまった中傷的なメッセージが橋に投影された方法を調査中。「現在推定されるところでは、画像はボートから投影された。映像はかなり動いていて、ずさんなものである。橋の照明を通常担当している組織がやったとは思えないが、合わせてそれも調査中である。」と述べている。
ロッテルダムで行われた新年のお祝いの際にエラスムス橋に投影された一連の差別的なメッセージは刑事罰の対象となると、検察庁(OM)は火曜日に発表。検察は現在、警察と協力してこの演出を行った人物の特定を試みている。