ワールドカップ準々決勝でモロッコがポルトガルに勝利した後の暴動で、警察はいくつかの都市で暴徒化するサポーターを逮捕。ロッテルダムでは、警察は14人を逮捕し、アムステルダムでは13人が逮捕された。ハーグでは4人、ユトレヒトでも4人であった。
ロッテルダムでは機動隊が介入し、残った群衆を分散させるために警察馬が使用された。ロッテルダム警察は、巨大な花火を打ち上げたとして数人を逮捕し、身元を確認できない人物を拘束。また公然暴力を行った者も逮捕された。
アムステルダムでは数カ所で騒動があった。警察によるとパーティーをするサポーターの大集団には度が過ぎた小さな暴徒集団が含まれていたという。
大きな花火が投げられたり、車の上で踊ったり、警察に向かって石を投げたり。「これはもはや、パーティーを祝うこととは何の関係もない」と警察は述べており、さらなる逮捕も辞さない構え。警察によると、時折非常に険悪な雰囲気に包まれたとのこと。機動隊が行動し、ドイツ製の水鉄砲が配備された。その後、暴徒の大群は立ち去ったとのこと。
ハーグでは緊急命令が発令され、警察の指示に従わない者の逮捕が可能になった。モロッコがポルトガルに勝利したワールドカップの試合後、人々は一斉に通りに出て行ったが警察の警告後の午後10時45分頃、警察は周辺は再び静かになったと述べている。
また、フランス・パリでも祝賀会は暴動に終わった。そこでは、ピーク時に約2万人が路上に出ていたという。シャンゼリゼ周辺では、警察官に石や花火が投げつけられ、車に火がつけられるなどの事件が発生。また、市内の他の場所でも暴動が発生し合計74人が逮捕された。
ベルギー・ブリュッセルでも暴徒が破壊行為を行い、石や花火を投げた際に催涙ガスや水鉄砲が使用され、60人が逮捕されるという事態に発展した。
