FIFAワールドカップカタール2022決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)で日本代表はクロアチア代表と対戦。PK戦の末敗れ、初のベスト8進出はならなかった。開催前の予想を大きく覆した日本の躍進はオランダのメディアでも賞賛された。
“日本は、またしても決勝ステージでワールドカップを去ることになりショックだろうが、この大会でのパフォーマンスは長く記憶に残るだろうから、胸を張っていいはずだ。”
“スペインとドイツを破り、大会前に最も厳しいと言われたグループEを首位で通過するのは簡単なことではなかったし、この試合でも彼らはさらなる歴史を作る瞬間を迎えた。しかし、残念ながらサムライブルーにはそれが叶わなかった。”
“試合を振り返ると、前半終了間際に日本が見せたいくつかのサッカーは見事だったし、クロアチアの同点弾は、実はプレーの流れに反して生まれたものだった。森保監督と彼のチームにとってこの敗北は非常に辛いものだろうが、我々が見た限り、日本サッカーは非常に良い状態にある。”
オランダリーグに所属した堂安律の特集の報道もあった。ワールドカップ・グループステージのドイツ戦で日本代表の堂安律がゴールを決めた後、元FCフローニンゲンのゼネラルマネージャー、ハンス・ナイランドは「ワンダフルボーイ」と表現して、堂安選手のチームへの加入当時を振り返った。
当時、堂安はまだガンバ大阪の選手で、16歳の少年として史上最年少でデビューを果たしたストライカーだった。20歳以下のワールドカップでは、このスピーディーなウィンガーを世界中が知ることになった。
堂安とナイランドは、2017年にスカウトのカルロス・アルバースの推薦で監督が日本に飛び、フローニンゲンに日本人選手(レンタルベース)を連れてきてから、すぐに意気投合した。20歳以下のワールドカップにいたスカウトのカルロスは、「ナイランドに早く契約する様に進言した。何しろ、マンチェスター・シティも興味を示していたのだから。」と当時を振り返り語った。