オランダでは、来年10月1日からタバコ味以外のすべての電子タバコのフレーバーを禁止となる。これにより、バナナ、マンゴー、グレープ味などのベープリキッドや電子タバコは使用できなくなり、限られた数のタバコ味のみが使用可能とる。また、この禁止令は交換カートリッジ式の電子タバコや使い捨てのベープも対象となる。
現在、オランダでは甘いフレーバーの使い捨てベープキットが若者の間で流行している。政府は2020年にフレーバー付きの電子タバコやベイプを禁止する計画を発表。それは10代の若者が実際のタバコに向かう足がかりになると見ているからである。現在、店舗は2023年9月30日までに既存の在庫を売却しなければならないこととなった。
公衆衛生機関RIVMはメーカーがタバコのフレーバーを作るために使用できる16種類の成分リストを作成。その成分リストで定められた成分で今後はフレーバーを作ることになる。
政府はタバコ以外のものを描いたパッケージも禁止する。そして商品名のルールもより厳しくなる。リキッドや電子タバコは、”bad boy fuel “や “chilling “などの言葉で販売することはできなくなる。
業界団体Esigbondによると政府の禁止例は、様々なフレーバーが喫煙者にとってタバコをやめるのに重要な役割を果たすと主張している。しかしオランダの健康研究所はフレーバー付きベープは喫煙者がタバコを捨てるのに役立つという考えは、ほとんど神話であり、 ベープを始めた喫煙者は、通常、タバコとベープの両方を喫煙するデュアルユーザーに変わり、両方を吸うと健康被害が増加するだけであるとみている。