アムステルダムの公共交通機関運営会社GVBは、11月29日よりオランダのアムステルダムで公共交通機関を利用するすべての旅行者がスマートフォンまたはデビットカードの非接触型決済システムを利用してチェックインおよびチェックアウトできるようになったことを発表。
OVpayと呼ばれるこの新しい非接触型決済システムにより、一般市民はOV-chipkaartと呼ばれる専用のカードが手元になくてもアムステルダムの公共交通機関で簡単に移動することができるようになった。しかし、この新しいシステムによってOV-chipkaartが使えなくなったわけではなく、引き続き使用可能である。
スマートフォン、デビットカード、クレジットカードでのチェックインは、基本的にOV-チップカードでのチェックインと全く同じ方法で行うことができる。旅行者はチェックインとチェックアウトの際に同じカードを使用することを確認するだけで、翌日の銀行明細に請求額が表示される。
OVpayはこれまでオランダ全土でさまざまな実証実験が行われてきた。 しかし、ソフトウェアの問題によりシステムの開始が遅れていた。このシステムはさまざまな都市や交通手段に徐々に導入され、2023年までにオランダ国中で運用が開始される予定。
アムステルダムは、ハーグが今年初めに新しい決済システムを導入したのに続き、オランダで2番目のOVpayの導入都市となる。現在、OVpayはオランダの主要銀行の非接触型デビットカードに加え、Mastercard、Visaの非接触型クレジットカード、Maestro、VPAY、Mastercard、Visaの非接触型デビットカードおよびクレジットカードに対応している。