【動画】「真珠の耳飾りの少女」を襲撃、ハーグの美術館で活動家3人が逮捕される。

ハーグのマウリッツハイス美術館で気候変動活動家3人が有名なヨハネス・フェルメールの絵画「真珠の耳飾りの少女」を汚そうとし逮捕された。木曜日の午後に警察が発表したところによると、3人は「財産に対する公的暴力」の容疑で逮捕。

美術館がによると、午後2時頃、一人がガラスで覆われた絵画に頭を接着し、もう一人がその横の壁に手を接着したとのことである。この抗議行動の結果、絵画に損傷はなかった。絵画の状態は修復師によって調査され、幸いなことにガラス越しの名画は損傷はしていなかった。絵画はできるだけ早くギャラリーに戻される予定であるが、このスペースは一時的に閉鎖されている。

ハーグでの抗議活動のビデオには、一人の男性が自分の頭を絵に接着剤でくっつけているように見え、別の男性がトマトスープの缶を投げつけている様子が映し出されている。

活動家たちは「Just Stop Oil」と書かれたTシャツを着用。この団体はロンドンでゴッホの絵にトマトスープの缶の中身を投げつけた事件など、過去の化石燃料に関する抗議行動を起こした団体である。

「芸術は無防備なものであり、マウリッツハイスはいかなる目的であれ、それを傷つけようとすることを断固拒否する。」と美術館は述べている。

多くの美術品は美術館用の特殊なガラスで保護されているにもかかわらず、今週初め、オランダ美術館協会はドイツ・ポツダムのバルベリーニ美術館でもデモ隊がモネの絵を汚そうとしたことから、気候変動デモ隊に対する懸念を表明。その時には作品はマッシュポテトで汚された。

「私たちは気候変動活動家のことを理解しています。彼らは自然保護を提唱しています。しかし、文化遺産を保護することも同じように重要であり、残念ながら、こうした行為は芸術作品に影響を与えます。」と、マウリッツハイス美術館は「真珠の耳飾りの少女」に関する事件が起こる以前に声明を出していた。

この絵画はオランダで最も知名度の高い作品のひとつで、文化的アイコンとなっている。フェルメールはオランダ黄金時代の1665年頃にこの作品を完成させた。その2世紀後、オランダの軍人であり系図学者であったアルノルドゥス・アンドリース・デ・トームがこの作品を手に入れ、1902年にマウリッツハイスに寄贈された。

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