アムステルダムとその周辺地域の各種公共交通機関は、来年からバス、トラム、メトロのチケットが大幅に値上がりし、2023年1月には最低でも7%の値上げが決定していることが確認された。
今月初め、オランダの公共交通機関の料金が2023年に大幅に上昇するとの報道があった。そして今週、オランダの首都にある運行会社は1月から最低7%の値上げを行うことを確認。
正確な料金は、運行会社、所要時間、シーズンチケットの有無の3つの要素によって決まる。最低7,24%の値上げとなり、アムステルダムの場合、1キロメートルあたり17,9セントから19,6セントに跳ね上がることを意味している。長時間の移動の場合、さらに大幅な値上げが予想されているが、シーズンチケットの所有者は約7%の値上げにとどまる。
運行会社は、エネルギー価格の高騰、記録的なインフレ率、給与の上昇、コロナウイルスの大流行後の乗客数の減少など苦境に立たされており、料金の引き上げに踏み切る意向である。また値上げをすることで新しい時刻表でのサービスカットを避けることができると期待している。
詳細は未定であるが、政府や自治体は公共交通機関の税金を減免するなどの案が浮上している。11月3日に制度の詳細を決定する予定である。