2022年に価格を据え置いたPostNLは、2023年1月より国内・海外発送の小包発送と郵便切手を値上げすることを発表。
コロナウイルスの大流行で宅配会社のビジネスは活況を呈したが、ここ数カ月は再びPostNLが郵便で送る手紙や小包の数が減少していることが分かった。同社はこの「郵便物の量」の落ち込みと高いインフレ率のために、値上げは「避けられない」と主張している。
オランダ郵便局長のBob van Ierlandは、「PostNLは、すべてのお客様にとって信頼できる、利用しやすい、手頃な価格の郵便物を提供することを目指しており、常に効率の向上を目指しています。」と説明。また、「インフレやその他の要因によって、当社のコストは上昇し続けています。そのため、今回の値上げは控えめではありますが、必要なことなのです。」とも述べた。
2023年1月1日より、PostNLは国内配送と国際配送の両方で値上げを行う予定。海外に送る手紙の基本料金は1,55ユーロから1,65ユーロに、国内切手の価格は現在の0,96ユーロから1,01ユーロと、史上初めて1ユーロの大台を超える値上げが行われる予定だ。
11月に発売されるPostNLのいわゆる12月切手の価格は据え置かれ、1枚0,91ユーロとなる。一方、オランダ国内に多数あるPostNLのポイント経由で国内向けに荷物を送る場合の料金は、7,25ユーロから7,65ユーロに上昇する予定。