スキポール空港の警備員の3分の1以上が離職を希望。

スキポール空港の警備員の3分の1以上が別の仕事を探したがっていると、労働組合CNVの調査に基づき報じられている。彼らは、仕事量と乗客からの多くのクレーム対応に苦しんでいるという。

スキポール空港は、すでに約200人の警備員不足という構造的な問題に直面している。出国する乗客は、パスポートやセキュリティチェックを行う警備員の数が足りないため、何時間も列に並ばなければならないことがよくある。その結果、スキポール空港は1日に出発できる旅客数を複数回縮小している。

スキポール空港の警備員のうち、現状の仕事に満足しているのはわずか30パーセントにすぎないという。夏の間、スキポールは臨時ボーナスで何とか労働者を増やそうとした。しかし、9月にそのボーナスが失効し、警備員の時給が大幅に下がると、多くの人が他のもっと楽な仕事を探すことを選んでいるという。警備員の半数以上が、夏のボーナスの失効が理由で同僚が空港を去ったと回答している。

労働組合FNVは、スキポール空港がより多くの警備員を増員する為、一時的に別の「ビッグボーナス」を実施することを提案したが、それでは空港の構造的な人員不足を解決することはできないと見込んでいる。解決のためには、スキポールが良い職場になること、つまり労働条件を改善する必要がある。