スキポール空港、人員不足の混乱にもかかわらず6,500万ユーロの利益を計上。

コロナウイルスで苦しんだ2年間を経て、ロイヤル・スキポール・グループは今年上半期に6,500万ユーロの利益を計上した(前年同期は1,400万ユーロの損失)。スキポール空港をはじめ、グループ内の空港でスタッフ不足による混乱が生じたにもかかわらず業績は好調であった。

プラスの数字になった大きな理由は旅行者の増加である。オランダをはじめとする多くの国が今年最初の数ヶ月でコロナウイルスの封鎖を解除し、2年間家に閉じこもっていた人々が再び旅行するようになった。

またスキポールは内閣から賃金支援を受け、投資や資産運用で利益を計上した。この2つの要因とその他のいくつかの利益がなければ、空港グループは2022年上半期に3300万ユーロの損失を被ったとされる。

乗客増加のマイナス面は、オランダの労働市場の逼迫により、ロイヤル・スキポールグループが乗客全員を処理するのに十分な従業員を確保できなかったことである。その結果、スキポール空港をはじめとするいくつかの空港で、4月下旬から7月にかけて大行列が発生し大混乱となっていた。

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